Cubase 10 はBig Surに対応してる?

Macの新たなOS『Big Sur』が発表されて早数ヶ月。

気になるけどDAWやプラグインの対応状況など心配な部分もあるので安易にアップデート出来ないのは最早宿命です。

さて今回は表題にある通りCubase10はBig Surに対応してるかという内容ですが実際にBig Surへアップデートして試してみました。

結論から言うと

ダメでした!

終了。お疲れ様でした。


Steinberg公式サイトにもしっかり対応状況が載っております!

Steinbergサポートページ

表に記載のない製品については非対応であり、また今後のアップデート予定はございません。何卒ご了承ください。

ご丁寧にこんな記載もあります。

つまり使えないという事ですね。

これからも。





ではなぜアップデートに踏み切ったのか

試してみましたとか言うと敢えてやってるみたいですが全然そんなことはないです。

ただワイがアホやってん。

というわけでそんな愚行を犯した原因とその後の問題点からその解決策までをいろいろ書いていこうと思いますので現在Big Surにアップデートを考えているCubaseユーザーに少しでも参考になれば幸いです。


原因 そもそもCubaseの対応状況を見てない

さぁ、このレベルから始まります。

ちゃんと見てたらきっと思いとどまってますね!

そんなノープランな状態で「結構時間経ったしそろそろ色々対応してるっしょ」という動機からOSアップデートを思い立ちます。

まずプラグイン関係の対応状況を調べてみたのですがMedia Integrationのサイトで取扱製品の対応状況を一覧にしてくれていました。

Media Integration Customer Care


この表で言うBig Sur対応とはIntel製プロセッサの場合のようですね。

こう見るとM1チップはまだまだ難しそう。。

自分のMacはIntelで主にWavesやiZotope製品を使うことが多かったのでこれを見た時点で「行ける!」と思いそのままBig Surにしました。

Cubaseの事は無視!それが原因ですね。

その後プラグインもアップデート。

ちなみにこの時知ったのですがWavesはV12へメジャーアップデートされたのですね!

製品ごとに1年経過するとアップデートが有料になってしまうのでこちらは注意です。

自分はギリセーフ!

諸々アップデートも済んでここまでかなり順調でした!


問題点  微妙に動くけどやっぱり未対応

冒頭で使えないと書きましたが厳密に言うと使えることは使えんるんです。

プロジェクトも開けてプラグインも読み込んで音も鳴るのですが、所々エラーが出ます。


まず初めに気になったのが各メーターの動きがカクカクするところです。

コマ送りのような明らかに反応が悪い感じ。

そして表示が崩れるところがある。

例えばGROOVE AGENTを開いてみると赤い印の部分の表示が崩れています。



Twitterで検索してみたら同じ症状が出た方が多いようです。



いよいよ気持ち悪くなってきました。

「あれ、もしかしてCubase10は対応してない?」

ようやく初めてSteinbergのサイトを見てみます。

10.5.30はAppleシリコンでなければ対応とあります。

じゃ大丈夫かと思いまた再起動などして試すが症状は変わらず。

その時ある違和感に気付きます。

「10.5…?…自分のバージョンは?」

気になってCubeseメニューから”Cubase Proについて”で確認しようとしたところフリーズ

うんともすんとも言わず何回やっても止まります。

奇しくもバージョンを見れなくなるという超やっかいな症状を発見する事になりました。


よく考えたら自分のは10.0.いくつか(結局確認出来ず)だったはず。

少なくとも10.5でないことは確かでした。

そういえば以前「有償だし今はいいやー」と10から10.5のアップグレードをやめたのを思い出しました。

ここでやっとCubase10は未対応だという事実に気付きます。

それはおそらく深夜2時頃だったと思います。


解決策 戻るか進むか

バックアップは取ってあるのでTime Machineで戻しちゃえば解決になりそうなのですが

ここまできたら後に引けないのが男です。

Cubase11購入してアップグレードしても解決出来そうです。

しかし少しでも安く済ませようとせこい精神になるのもまた男です。



そこで間を取って10.5(あわよくば無料とかになってないかな)狙いでいきます。

一番ダサい!



ですが自分ではどうやっても見つけられませんでした。

ファイルのダウンロードは出来るのですが旧バージョンの購入ページには辿り着けません。

一応インストールしてみたのですが案の定ライセンスがありませんみたいな感じで使えず。

基本こういうのは最新バージョンしか買えないようになってるんですね。

仕方ないからバックアップで戻すかなーと諦めかけましたが

やはりここで引けないのが男です。


とうわけでCubase10 proからCubase11 proへアップグレードを決意しました!

まぁ古いのをいつまでも使っててもしようがないですからね。

この時深夜3時頃。

なぜか「今インストールまで全部終わらす!!」という熱い気持ちでポチりました。


結果 課金は正義

Cubase11の購入はとてもスムーズ!

最新製品の購入に関してはめっちゃ分かりやすく誘導してくれますからね!

うまく出来てる!

インストールはいくつものファイルを個別でやっていくので結構時間がかかりました。

まぁ待ち時間こそ好きな事が出来るので動画見まくりの深夜4時!


無事インストールも終わって11になったCubaseを起動してみます。

先ほどあったカクつきや表示も正常。

何より”Cubase Proについて”が開けます!!止まりません!!何でもない日常こそ幸せ!!

これは個人の感想ですが音もより生っぽくなった印象があります。

まだ使い込んでないのでプラグインなど全てチェック出来てないですが無事問題は解決!

課金は正義です!!


まとめ

今回トラブル(完全に自分の確認不足)にはなりましたがアップデートはこれからもどんどん進んでいく事なので失敗しながらでも積極的にやっていく事が大事かもしれませんね。

追い込まれないとやらないので結果新しく出来てよかったです!

Appleシリコンというものも出来てMacユーザーにとってはまた新たな時代に突入した感があり、環境を一新していく必要があるかもしれません。

すぐ飛びつくのも微妙ですが新しいもの作っていくには使い慣れたもの捨ててでも新しいものを取り入れて自分自身もアップデートしていきたいです。

という感じで最後はそれっぽいこと言って終わります!

ご清覧ありがとうございました。



木村大樹
Kimura Hiroki

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